E・ケストナーに関して2023年12月05日

例の子供向け文学全集に『飛ぶ教室』と『点子ちゃんとアントン』も入っていた。

どちらも面白かったが、『飛ぶ教室』の方が好みだった。登場人物が親近感を覚えやすいキャラばかりだったからだろう。
この作品の名を冠した、日本の児童文学誌もあるそうだ。

後に、小学校の図書室にあった『五月三十五日』も読んだ。
――やたらに面白かったと言う事しか覚えていない。

・註(6日)。

『名探偵カッレくん』 → 『エミールと探偵たち』 と言う連想に基づく。
こう言う「児童文学」は、「児童」の頃に出会わないと邂逅の機会を逸する場合が多い。

江戸川乱歩『少年探偵団シリーズ』も然りだろう。

筆者は、リメイク版のTVアニメ『わんぱく探偵団』で初めて知った。『スカイヤーズ5』と同じ頃の放映だったような気がする。主題歌は、歌詞と編曲は異なるものの、旋律は『少年探偵団』のままだった……と言う事も、後に知った。

・補足(7日)。

以前も何処かで述べたが、無論、コナン・ドイルは「児童文学作家」では無い。

映画の台詞に関して2023年12月08日

「Go ahead, Make my day.」

映画『ダーティハリー4(Sudden Impact)』(1983年)の台詞。レーガン大統領(当時)が引用した事でも知られる。
これも、いろいろな訳があったと思う。

試訳:「やってみな、目にもの見せてくれるぜ」。

――やはり、文字数超過だろう。

昔の量産型西部劇(?)では、「抜け!」の一言だったような気もする。原語では「Draw!」なのかも知れない(想像だが)。

R・チャンドラーの著作より2023年12月09日

「There are days like that. Everybody you meet is a dope. You begin to look at yourself in the glass and wonder.」

――レイモンド・チャンドラー『The Little Sister』(1949年)8章末尾。

第二百四十八段2023年12月10日

サル山の中でサル同士の勢力分布が少し変るかも知れないとの由。

ま、我々「ホモ・サピエンスの皆様」は柵の外から推移を眺めるのみだが。

――無論、「何」を思い浮かべるかは「あなた」の勝手である。

ジョークに関して2023年12月10日

筆者の知る限り、最悪の British Joke は「BREXIT」である。
…まぁ、色々な理由はあるにせよ。
成立当時の「街頭インタヴュー」を、TVで眼にした。

  「まさか本当に離脱しちゃうとはね、アッハッハ」

――そのインタヴューの受け手は、今なにをしてるんだろう?