大山鳴動 イソップ ― 2022年08月30日
大山鳴動 イソップ 楠山正雄訳
或る時、山がすさまじい音を立てて鳴り出した。石を飛ばし砂(いさご)を降らし、天地が一時に粉微塵(こなみじん)に砕けるような大さわぎになった。こりゃあただごとではない、と近所の人達は蒼くなって、集まって来て、あれかこれかと評議をしていると、やがて山が真二つに割れたような大変な地響きがして、ちょろちょろと小鼠が一疋、そこへ出て来た。
【訓言】 何でもないことに騒ぎ立てるものではない。
・ホラティウスの詩が元という説もあるらしい。これも西洋に起源があるとは知らなかった言葉の一つ。