『相棒』に関して 52023年11月19日

以前、大河内監察官の優秀さが顕現した場面。

・シーズン6第10話「寝台特急カシオペア殺人事件」。

 カシオペア車内の事件が解決した直後、この回冒頭近くの爆発事件の現場から採取された残留物の組成表から、現場に大量の紙幣があった事を見抜き、爆発事件に至る課程について仮説を組み立てた。「早急に」北海道警と連絡を取らなければ、証人を引き渡した時点で特命係の二人はお役御免になっていた筈だ。
……つまり、ラストは異なっていたかも知れない。

・シーズン9第16話「監察対象 杉下右京」

 では、得意の(?)策士ぶりを発揮している。

音楽に関して 302023年11月19日

以前、『怪奇大作戦』のオープニング曲がTVで流れたと述べた。

先日、同じ番組内で、又もや『怪奇大作戦』が流れた……と思ったら、それに続いて『怪奇大作戦 セカンドファイル』のテーマ曲まで流れた。
「マニアックな選曲者もいるもんだ」と笑ってしまったが、ふと気が付いた。

……聴いて即座にわかるアタクシって、一体……。

・註。
オリジナル『怪奇大作戦』の音楽は山本直純・玉木宏樹の師弟コンビ、『怪奇大作戦 セカンドファイル』の音楽は冬木透、TAK-MI。

・蛇足(20日)。
なお、オリジナルの『怪奇大作戦』は勿論、『怪奇大作戦 セカンドファイル』『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』のBOXセットも所有している。

「ブラウン神父シリーズ」より2023年11月20日

"No machine can lie," said Father Brown; "nor can it tell the truth."
(略)
"(略)Isn't that better evidence than a lot of gabble from witnesses--the evidence of a reliable machine?"
"You always forget," observed his companion, "that the reliable machine always has to be worked by an unreliable machine."
"Why, what do you mean?" asked the detective.
"I mean Man," said Father Brown, "the most unreliable machine I know of.(略)"

――G. K. Chesterton「The Mistake of the Machine」(『The Wisdom of Father Brown』所収)。


「どんな機械だってウソはつけませんわい。」とブラウン神父は言った……「それからまた真実も話せませんわ」
(略)
「(略)これは証人連中のおびただしいおしゃべり以上のいい証拠――信頼すべき機械の証拠じゃないか?」
「あなたはいつもお忘れですわい。」と相手は意見を述べた……「信頼すべき機械を動かすのはいつも信頼できない機械ではありませんか」
「オヤ、どういう意味だね?」と探偵がきいた。
「つまり人間のことですのじゃ。」とブラウン神父は言った……「人間はわしの知っているかぎりでは一番信頼できん機械ですわい(略)」

――村崎敏郎訳「機械のまちがい」。

・訳文に関してはコメントを控える。

ホームズ・パロディに関して2023年11月21日

エラリー・クイーン編『The Misadventures of Sherlock Holmes』の「Introduction」より、登場人物の名。

Sherlaw Kombs
Picklock Holes
Thinlock Bones
Shylock Homes
Hemlock Jones
Purlock Hone
Holmlock Shears
Herlock Sholmes
Shamrock Jolnes
Solar Pons
Shirley Holmes

「Watson」は、

Whatson
Potson
Whatsoname
Jobson
Whatsup

……判るような物もあるし、よく判らない物もある。

・補足(24日)。

帆村荘六 (海野十三作)
ロック・ホーム (手塚治虫作)
シャーロック・ホームスパン (同上)
写楽保介 (同上)

――「お好きですなぁ」と言う気がしなくも無い。

第二百四十四段2023年11月24日

やっと「技能実習制度」に手を付けたらしい。
やれやれ、のんびりした事である。

……ま、「見て見ぬ振りの現状維持」を続けるより、よっぽどマシなのは間違いないが。

例によって『相棒』のエピソードを二つほど思い出したが、無論、ファンならご存じだろう。