手塚治虫「バンパイヤ」に関して ― 2023年08月03日
TV番組版『バンパイヤ』に関して。
以前、「アニメラマ」と言う語を用いた。
これは手塚治虫の造語だと思うが、筆者は「アニメと実写の合成」と言う意味と解釈していた。
『バンパイヤ』がそうだった。
毎週放映の30分アニメ番組『鉄腕アトム』(1963年~)も、当時の日本としては無茶だったと思うが、更にアニメと実写の合成番組『バンパイヤ』(1968年~)も相当の冒険だったろう。
若き日の手塚治虫の動く姿も見どころの一つ(第1話と第2話のみらしい)。それも俳優として演技をしている。「虫プロダクション社長・手塚治虫」役で。
台詞があるのは、第2話のみのようだが。
・補足。
なぜ「吸血鬼(vampire)」と言うタイトルで「狼男(werewolf)」が主人公なんだ!
……と思った読者も少なくないと思う。ま、作者が怪奇映画「も」好きだったんだろう。
「ハマー・プロ」(英)物だけかどうかは知らないが。――「ユニバーサル映画」(米)もと言うべきかな?
・補足の補足。
そう言えば、原作の第2部の主役は「ウェコ」と言う「吸血生物」である。
ま、ヒトと言う哺乳類も、離乳食が摂取できるまでは、栄養を吸引するしか無いわけだが。