「マクベス」に関して ― 2023年07月08日
シェイクスピア作品を読んだのは、小学生の頃の「シェークスピア物語」(ラム姉弟)の幾つかと、中学~高校生の頃の福田恒存訳を幾つかに過ぎない。
その中で最も面白かったのは『マクベス』だった。
冒頭の、「三人の魔女」と言う不気味な存在と「その予言」。
その後に続く話の展開の早さ。
ラストのどんでん返し。
これを基とした日本の作品で現在思い出すもの。
1)映画『蜘蛛巣城』(1957年)。舞台を戦国時代に移した、ほぼ忠実な翻案。原作と異なるのは「魔女」が一人である点。個人的に、「象徴」として緊密度が高くなったと感ずる。
黒澤は「映画監督として一度はシェイクスピア作品を撮りたい」と発言したらしい(伝聞)。
2)漫画『バンパイヤ』(1966年~)。ストーリーは「変身人間もの」だが『マクベス』が重要なモティーフとなっている。敵役(と言うよりもう一方の主役)である「間久部録郎(あだなは「ロック」)」の名からしてそうだし、「三人の魔女」及び「予言」も登場する。
但し、原作で最も重要なキャラクターである「マクベス夫人」に相当するキャラクターはいない。
後に、TVドラマ(アニメラマ?)にもなった。
3)ゲーム『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(1995年)。マクベス夫人の台詞(第五幕第一場)が引用されているだけだが。
・余談。
"I suppose the hardest thing is to convince anybody that 0 + 0 + 0 = 0. Men believe the oddest things if they are in a series; that is why Macbeth believed the three words of the three witches; though the first was something he knew himself; and
the last something he could only bring about himself."
G. K. Chesterton「The Blast of the Book」(『The Scandal of Father Brown』所収)より。
第二百十八段 ― 2023年07月08日
「『他者』に対する解像度が低い」と言うのは名フレーズだと思う。
……で、視点を変えた自作のフレーズ。
「『認識』の視野が狭い」
――小学生の頃から時々感ずる事があった。