地球に関して 13 ― 2023年10月31日
スカンクの必殺技(?)を、「ガス(気体)」で表現している漫画やアニメは多い。
実際は、「分泌液」である。
自慢じゃ無いが(と言うのは無論、自慢する為の枕詞だが)筆者は小学生の頃から知っていた。
例の子供向け全集に、『ラ・プラタの博物学者(The Naturalist in la Plata)』(1892年)が入っていたので。
作者は、W・H・ハドスン。最も有名な作品は『緑の館(Green Mansions)』(1904年)のようだ(未読)。中学の同級生が「面白い」と言っていた。映画化もされている。E・クイーンの長篇ミステリー『ダブル・ダブル』の登場人物のモデルにもなっているらしい。
「イタチの最後っ屁」と言う言葉があるが、こちらの実体も「分泌液」だそうだ。
・『吾輩は猫である』一章より。
「鼠の百や二百は一人でいつでも引き受けるがいたちつて奴は手に合はねえ。一度いたちに向つて酷(ひど)い目に逢つた」「へえ成程」と相槌を打つ。黒は大きな眼をぱちつかせて云ふ。「去年の大掃除の時だ。うちの亭主が石灰(いしばひ)の袋を持つて縁(えん)の下へ這ひ込んだら御めえ大きないたちの野郎が面喰(めんくら)つて飛び出したと思ひねえ」「ふん」と感心して見せる。「いたちつてけども何(なに)鼠の少し大きいぐれえのものだ。此畜生(こんちきしやう)つて気で追つかけてとうとう泥溝(どぶ)の中へ追ひ込んだと思ひねえ」「うまく遣つたね」と喝采してやる。「ところが御めえいざつてえ段になると奴め最後つ屁をこきやがつた。臭(くせ)えの臭(くさ)くねえのつて夫(それ)からつてえものはいたちを見ると胸が悪くならあ」彼は是(こゝ)に至つて恰(あたか)も去年の臭気(しうき)を今猶(いまなほ)感ずる如く前足を揚げて鼻の頭を二三遍なで廻はした。吾輩も少々気の毒な感じがする。(後略)
実際は、「分泌液」である。
自慢じゃ無いが(と言うのは無論、自慢する為の枕詞だが)筆者は小学生の頃から知っていた。
例の子供向け全集に、『ラ・プラタの博物学者(The Naturalist in la Plata)』(1892年)が入っていたので。
作者は、W・H・ハドスン。最も有名な作品は『緑の館(Green Mansions)』(1904年)のようだ(未読)。中学の同級生が「面白い」と言っていた。映画化もされている。E・クイーンの長篇ミステリー『ダブル・ダブル』の登場人物のモデルにもなっているらしい。
「イタチの最後っ屁」と言う言葉があるが、こちらの実体も「分泌液」だそうだ。
・『吾輩は猫である』一章より。
「鼠の百や二百は一人でいつでも引き受けるがいたちつて奴は手に合はねえ。一度いたちに向つて酷(ひど)い目に逢つた」「へえ成程」と相槌を打つ。黒は大きな眼をぱちつかせて云ふ。「去年の大掃除の時だ。うちの亭主が石灰(いしばひ)の袋を持つて縁(えん)の下へ這ひ込んだら御めえ大きないたちの野郎が面喰(めんくら)つて飛び出したと思ひねえ」「ふん」と感心して見せる。「いたちつてけども何(なに)鼠の少し大きいぐれえのものだ。此畜生(こんちきしやう)つて気で追つかけてとうとう泥溝(どぶ)の中へ追ひ込んだと思ひねえ」「うまく遣つたね」と喝采してやる。「ところが御めえいざつてえ段になると奴め最後つ屁をこきやがつた。臭(くせ)えの臭(くさ)くねえのつて夫(それ)からつてえものはいたちを見ると胸が悪くならあ」彼は是(こゝ)に至つて恰(あたか)も去年の臭気(しうき)を今猶(いまなほ)感ずる如く前足を揚げて鼻の頭を二三遍なで廻はした。吾輩も少々気の毒な感じがする。(後略)
第二百四十二段 ― 2023年10月31日
以前、『ゴルゴ13シリーズ』から、以下の台詞を引用した。
「変態がム所で治るか!」
・別の作品からの引用。
二代目広沢虎造『次郎長伝』中「石松三十石船」より。
♪ 「馬鹿ァ~は~死なな~きゃ~、直ら~な~い~」 ♪
「変態がム所で治るか!」
・別の作品からの引用。
二代目広沢虎造『次郎長伝』中「石松三十石船」より。
♪ 「馬鹿ァ~は~死なな~きゃ~、直ら~な~い~」 ♪