第八十八段2022年04月19日

最近「象さん和音」という語を知った。言い得て妙である。
即座に「大工の源さん和音」と言うフレーズを思い附いたが、商品名(登録商標?)だから使用不可だろう。残念。
そう言えば、「瓶容器隊の歌」に新ヴァージョンがあるようだ。数の上で少々ズルいような気もするが。

・余談。

プーチンには「possessed」という形容詞が的確と思われる。「何に」かは兎も角。
NATO加盟を急ぐ国が出るのも当然である。加盟前に襲われたら、他の国は「公式には」手出し出来ないという具体例が展開中だ。香港やビルマ(ミャンマー)に関しては「内政干渉」のお題目で弾かれるに決まってるが。
「蛙がぬるま湯に浸かっていたら、いつの間にか沸騰して茹蛙になってしまった」と言うたとえ話はよく耳にするが、逆のパターンもありうるだろう。
即ち「ぬるま湯に浸かって好い気分でいたら、いつの間にか火が消えていて凍えた」。
まあ、蛙は変温動物だがヒトは恒温動物である。冬眠してやり過すと言う訳にも……え、今は「変温動物」「恒温動物」って言わない? こりゃまた失礼しました。

・原典ヴァージョン。

ある者、小野道風の書ける和漢朗詠集とて持ちたりけるを、ある人、「御相伝、浮ける事には侍らじなれども、四条大納言撰ばれたる物を、道風書かん事、時代や違ひ侍らん。覚束なくこそ」と言ひければ、「さ候へばこそ、世にありがたき物には侍りけれ」とて、いよいよ秘蔵しけり。

落語のマクラにある「頼朝公のしゃれこうべ」みたいな話である。
「鰯の頭も信心から」という言葉もある。「信ずるも~のはみ~な~」救われる……かも知れない。