第六十一段の続き2022年01月27日

松尾芭蕉(1644年-1694年)に、

「蚤虱馬の尿(しと)する枕もと」

という句がある(『奥の細道』)。初稿(?)は現地の言葉を用いて「馬のばりこく」だったそうだ。このユーモラスな感覚は、何となく漱石の趣味に合いそうな気もする。なにしろ時の首相が主催した園遊会(?)の招待に対し、

「時鳥厠半ばに出かねたり」

と、トイレに喩えて出席を断った男である。
「筋金入りのへそまがり」という印象を受ける。

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