第四十八段 ― 2021年12月21日
アリステア・マクリーンからの連想。
マクリーンのデビュー長篇『女王陛下のユリシーズ号(H. M. S. Ulysses、1955年)』の訳題が誤訳である事は有名である。なにしろ訳者自身が『国王陛下のユリシーズ号』とすべきだったと認めている。物語の舞台である前の大戦(最初の大戦ではない)当時の連合王国君主はジョージVI世だった。現在のエリザベスII世が即位したのは大戦後の1952年である。
この「ユリシーズ号」は英国海軍の軍艦(warship)で、クラスは「軽巡洋艦(light cruiser)」、細かく言えば「ダイドー級軽巡洋艦(Dido-class light cruiser)」だそうだ。ゴジラ映画でお馴染みの「ポンポン砲(pom-poms)」を装備しているとの事。
『宇宙大作戦(TOS)』に登場する「エンタープライズ号(U. S. S. Enterprise NCC-1701)」は「コンスティテューション級(Constitution)」で、シリーズに依ってクラスも変化している。
『宇宙戦艦ヤマト』に登場する「大和」は「超ド級=超ドレッドノート級戦艦(Super Dreadnoughts)」というらしい。まあ、14万8000光年も離れた星に「ワクチン」……じゃなくて「放射能除去装置」を取りに行くんだから、それなりの規模の宇宙船が必要だったと思われる。
軍艦にもいろいろ種類があるものだ。現在、世界で最も多くの軍艦を保有しているのは中国との由。ついに米国を越えたらしい。まことに、……欣幸の至りに堪へない。
マクリーンのデビュー長篇『女王陛下のユリシーズ号(H. M. S. Ulysses、1955年)』の訳題が誤訳である事は有名である。なにしろ訳者自身が『国王陛下のユリシーズ号』とすべきだったと認めている。物語の舞台である前の大戦(最初の大戦ではない)当時の連合王国君主はジョージVI世だった。現在のエリザベスII世が即位したのは大戦後の1952年である。
この「ユリシーズ号」は英国海軍の軍艦(warship)で、クラスは「軽巡洋艦(light cruiser)」、細かく言えば「ダイドー級軽巡洋艦(Dido-class light cruiser)」だそうだ。ゴジラ映画でお馴染みの「ポンポン砲(pom-poms)」を装備しているとの事。
『宇宙大作戦(TOS)』に登場する「エンタープライズ号(U. S. S. Enterprise NCC-1701)」は「コンスティテューション級(Constitution)」で、シリーズに依ってクラスも変化している。
『宇宙戦艦ヤマト』に登場する「大和」は「超ド級=超ドレッドノート級戦艦(Super Dreadnoughts)」というらしい。まあ、14万8000光年も離れた星に「ワクチン」……じゃなくて「放射能除去装置」を取りに行くんだから、それなりの規模の宇宙船が必要だったと思われる。
軍艦にもいろいろ種類があるものだ。現在、世界で最も多くの軍艦を保有しているのは中国との由。ついに米国を越えたらしい。まことに、……欣幸の至りに堪へない。
・訂正(12月22日)。
「取りに行く」ではなく「貰いに行く」だった。
・追記(同日)。
潜水艦を忘れていた。順不同(「天地無用」ではない)で名称のみ。
「ノーチラス号(Nautilus)」「電光艇」「707号」「シーヴュー号(U. S. O. S. Seaview)」「轟天号」「サンダーバード4号(Thunderbird 4)」など。