第四十五段 ― 2021年12月09日
コナン・ドイル作品との類似性で思い出したこと。
ラリー・ニーヴン(Laurence "Larry" Niven)に「狂気の倫理(The Ethics of Madness)」という短篇がある。中短篇集『中性子星(Neutron Star)』(1968年)所収。ラスト・シーンに既視感(deja-vu)を覚えたが、すぐ気付いた。
ドイルの短篇「ジェランドの航海(Jelland's Voyage)」である。
ドイルの作品にはホームズ物の他に、チャレンジャー教授(Professor George Edward Challenger)物やジェラール准将(Brigadier Etienne Gerard)物などあるが、シリーズ物以外に多くの長短篇がある。捕鯨船で船医の仕事に従事していた経験からか海洋が舞台になっている物も少くない。この短篇も題名どおりラスト・シーンは太平洋である。
どちらの作品も作者の代表作とは言えないどころか、抑もさほど知名度が高いとも思えない。個人的に印象的な作品というだけの事である。
ラリー・ニーヴン(Laurence "Larry" Niven)に「狂気の倫理(The Ethics of Madness)」という短篇がある。中短篇集『中性子星(Neutron Star)』(1968年)所収。ラスト・シーンに既視感(deja-vu)を覚えたが、すぐ気付いた。
ドイルの短篇「ジェランドの航海(Jelland's Voyage)」である。
ドイルの作品にはホームズ物の他に、チャレンジャー教授(Professor George Edward Challenger)物やジェラール准将(Brigadier Etienne Gerard)物などあるが、シリーズ物以外に多くの長短篇がある。捕鯨船で船医の仕事に従事していた経験からか海洋が舞台になっている物も少くない。この短篇も題名どおりラスト・シーンは太平洋である。
どちらの作品も作者の代表作とは言えないどころか、抑もさほど知名度が高いとも思えない。個人的に印象的な作品というだけの事である。
なお、ドイルの短篇は全く独立した作品だが、ニーヴンの作品は(物語としては独立しているものの)「既知空域(Known Space)シリーズ」の時系列に属する。