第三十二段 ― 2021年10月27日
さいとう・たかを氏が亡くなった。
戦後に続々と現れた多くの漫画家と同じく手塚治虫の作品に衝撃を受けたそうだが、手塚が「漫画映画(animated cartoon)の製作」を目指していたのと異なり、「実写映画を漫画で表現」しようとしていたらしい。画風の変遷もむべなるかなである。
代表作(と言っていいだろう)ゴルゴ13シリーズに、『穀物戦争 蟷螂の斧』及び続篇『穀物戦争 蟷螂の斧 汚れた金』というエピソードがある。後者には、ゴルゴ13が登場する必然性に関して議論があったようだが、詳細は知らない。
戦後に続々と現れた多くの漫画家と同じく手塚治虫の作品に衝撃を受けたそうだが、手塚が「漫画映画(animated cartoon)の製作」を目指していたのと異なり、「実写映画を漫画で表現」しようとしていたらしい。画風の変遷もむべなるかなである。
代表作(と言っていいだろう)ゴルゴ13シリーズに、『穀物戦争 蟷螂の斧』及び続篇『穀物戦争 蟷螂の斧 汚れた金』というエピソードがある。後者には、ゴルゴ13が登場する必然性に関して議論があったようだが、詳細は知らない。
「農は国の基」という言葉があるが、フォーサイス(Frederick Forsyth)の『悪魔の選択(The Devil's Alternative)』(1979年刊)を連想するような部分もある。E・クイーン(Ellery Queen)の『悪魔の報酬(The Devil to Pay)』(1938年刊)のことではない、念のため。
なお「蟷螂」は「とうろう」と読み、昆虫の「カマキリ」のことである。蜘蛛と異なり六本肢だから「昆虫」に間違いない筈だ。
ついでに言えば「未曾有」は「みぞう」と読み「ミゾーユー」では無い。
……なんとなく思い付いただけである。