第八段 ― 2021年09月13日
・和製紋切型辞典(私家版・試作中・順不同)
【ポー(Edgar Allan Poe、1809年-1849年)】より発音に近いカナ書きを試みれば「ポウ」。いくらなんでも「ポオ」ってこたぁ無い。この人のフルネームを「江戸川乱歩」のイントネーションで発音する人がたまにいる。
【デュパン(C. Auguste Dupin)】ポーの作中探偵。登場するのは3作品のみ。【思考機械(Thinking Machine)】本名 Augustus S. F. X. van Dusen。米国の推理作家フットレル(Jacques. Futrelle、1875年-1912年)の作中探偵。登場する作品は元祖(本家?)Dupin より多い。中には長篇もある(登場するのは名のみだそうだが)。そう考えると、短篇だけの Dupin より van Desen の方が長打率は高いかもしれない(生涯打率は不明)。
【アルセーヌ・ルパン(Arsene Lupin)】より正確なカナ書きを試みれば「リュパン」.。子はともかく、孫は著名である。
【名探偵(great detective)】「名探偵・伊丹英典シリーズ」の作者・加田伶太郎とは誰だろうか。
【正典(Canon)】アーサー・コナン・ドイル(Arthur Conan Doyle、1859年-1930年)作、シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)全作品(長篇4、短篇56)のこと。「大本営発表」や「ネット・デマ」のことではない。なお、作者が「サー」の称号を得たのはホームズ・シリーズのためではない(少くとも公式には)。
註:「ぼうけんのしょ」のことでもない。為念。