第三段2021年09月04日

・和製紋切型辞典(私家版・試作中・順不同)

【鰻屋】なぜか暖簾に「うふぎ」と書いてある。
【泥鰌屋】なぜか店内メニューに「どぜうけ」と書いてある。「どぜう」は「どぢやう」の慣習的な誤記または水商売にありがちな忌み言葉(?)を避けたと思われるが、「け」の意味が不明。
【蕎麦屋】なぜか暖簾に「きそむ」と書いてある。なお、店内で「ウドンウドンウドン」などと大音声で歌いながら踊ってはいけない。
【方言(dialect)】そのローカル・コミュニティ内限定の言語。ゆえにそれ以外の他人には通用しない。あたぼうである。
【お国ことば(vernacular)】「国籍」とは無関係の場合もある。実際の出生地の言葉とも限らない。Got it?
【総領】第1子。長子。「総領娘」「総領息子」。 →【一姫二太郎】【総領の甚六】を参照。
【自分(myself)】話者自身を表す一人称代名詞。最初に「御」を付けて尊称の二人称として使用する場合もある。
【インタヴュイー(interviewee)】被会見者。会見者は「インタヴュアー(interviewer)」。
【デビュー(debut 仏)】 →【レヴュー(review)】【レヴュー(revue 仏)】【デジャ・ヴュ(deja vu 仏)】を参照。
【タロとジロ】人間が南極大陸に持ち込んだ外来種の害獣。在来種の生態系に多大な損害を与えたと考えられている(法廷で証言できる目撃者は存在しない。粛清されたためかは不明)。小説『探検隊』(星新一)や、漫画『裏町裏通り名画館』(藤子・F・不二雄)の題材となった。人間で言えば、戦時中「疎開」の名目で農村に送り込まれた都会人のようなもの。
【北方領土】「未決・先送り」という付箋のためにのみ存在する。同様の案件多数。
・追記(9月17日)。ロシア側からは「外貨獲得の道具」であったが、「日本円」を見限ったのか、ターゲットを他国の通貨まで拡大したようだ。
・再追記(9月18日)。このぶんでは、「北方領土」にロシアの資源開発基地か海軍基地が建設されるのも、そう遠くはないかもしれない。…某アジアの大国に倣って。
【解散・総選挙】与党の与党による与党のためのお祭り騒ぎ。八百屋の店主やポン引きも真っ青のダミ声が飛び交う。それにしても、もう少し音質の良いスピーカーは無いものであろうか。アンプの問題かも知れないが。